私はへのへのもへじ

「へのへのもへじ」に激似だそうです

診察はメモ帳持参で!

田舎の祖母に、電話した時のことです。
一年ほど前に骨折した足が夜中に痛み、どうにも我慢出来ないとのこと。

私も大好きなおばあちゃんの痛そうな声を聞いて、胸がしめつけれる思いでした。
病院には行っているのかと尋ねてみると、定期的に行っているそうです。

「お医者さんに痛みがあることを伝えてみたら?」というと、ついつい遠慮してしまって言えないんだそうです。
あの先生にはお世話になっているから、あまり無理を言っては申し訳ないと思ってしまうそうです。

これはどうやら私の祖母に限ったことではないようです。
ご高齢の方の多くは、医師に対して遠慮しがちです。

最近、私は病気で入院することがありました。
同室になった、私以外の患者さんはちょうど祖母ぐらいの年の女性ばかりでした。

医師が回診に来る時、どの方も、医師に丁寧にお礼や感謝を伝えていました。
ご高齢の女性が持つ良さだな、と思わず感動してしまいました。

しかし、祖母と同じく、ともかく遠慮をされるのです。
いつも夜中に痛そうにされていて、お食事も取れない患者さんがいました。

祖母の姿と重なってしまい、世間話ついでに「医師に痛みがあることをお話したらどうですか」と勧めるのですが・・。
いざ医師を前にすると「はい、おかげさまで変わりございません」とお辞儀をするばかりで何もおっしゃらないのです。

痛みを伝えることは決して悪いことではないのに、つい我慢されてしまうのでしょう。
身内ではないのであまり立ち入ったことを言うこともできず、歯がゆい思いをしていました。

せめて自分の身内には、同じ思いをさせまいと退院後にすぐに祖母に電話しました。
案の定、医師に夜中に痛みがあることを伝えられていないようです。

診察前は「夜中に痛むことを伝えよう」と思っていても、いざ診察となれば何を言うのか忘れてしまうそうです。
まだボケちゃいないんだけど、ついついね・・と苦笑いしていました。

そこで、祖母にメモ帳を診察時に持って行くように勧めてみました。
これは私が入院中に取っていた方法です。

私は入院中、熱や痛みの程度、食欲などをメモに残す習慣がありました。
呼吸筋が麻痺し、日によって話せない時がある私は、医師に口頭で症状を伝えられないからです。

やむをえずに始めた方法でしたが、意外と看護師に好評でした。
私が話せなくても、どんな状態なのか、昨日何があったのか、メモからすぐにわかるからです。

祖母にも診察室に、メモ帳持参で入ることを勧めてみたところ、早速「持って行ってよかった!」と好評でした。
医師がメモ帳の内容を見ながら、症状について丁寧に解説してくれたそうです。
お薬も変わって、痛みが随分と楽になったそうです。

自分の入院体験が祖母の役に立ったようで、私まで嬉しくなりました。


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